2014/02/14

プロってなんだろう?





















プロフェッショナルである、

ということについて
考えてしまうことがあります。

 *

昔は、

完璧であることだ!
と、思っていたなあ…と思います。

100% のお約束遂行。
100% の体調管理。

挙げて行けば行く程
緊張感は高まりますし、

それは、
息の詰まるような感覚でした。

 *

息が詰まるような感覚で
働いている人を、

果たして
プロフェッショナルと感じるか?

というと、
うーん難しいな…と思ったりします。

余裕がなさそうだし、
キツそうだなあと思います。

昔のわたしはこんな感じだったかなあ?
と思ったりもします。

 *

わたしの場合、
病気をしたことが変化の契機になっています。

100% を求めたら、
スタートラインにもつけない状態でした。

 *

出来ることをやる。
やって出来てうれしかったら、もっとやる♪

もっとやっていて、
もっと出来るようになって来て、

うれしかったら、もっとやる♪

本当に相当状態が悪かったから、
ということもあるのですが

周囲からは、

「好きなことだけやりなよ」
「好きなことだけやってればいいんだよ」と

生まれて初めて言ってもらえました。

手のひらを返すようにさえ感じたので、

自分が自分に選択していた世界観が
いかに厳しかったか!

と思います。
正直これは大きかったです(笑)。

時には、

「人ごとだと思ってえ…!」
と感じることもあったのですが(笑)、

でもまあ、事実、人ごとですからね(笑)。

誰もわたしの
代わりにはなれないのですから!

 *

出来ることをやろう。
やって出来たらじっくり喜んでみよう!

そういう基本的な積み上げから
取り組み直せるチャンスだったので、

わたしは、
そのチャンスは活かすことにしました。

 *

好きなことだけをやっていても、
周囲の状況などもあるので、

好きな分、
ものすごく悲しい気持ちになることも、

「えええ!そんなこと!」と思うよう出来事に
出会うことだってあります(笑)。

好きなことを始めたら順風満帆というのは、

好きでやっているとそこで起こる
課題を越えるのは何倍も楽であることや、

そもそも嫌いなことをやっていても、

人が生きて誰かと何かをやれば
何かしら起こりますから、

どっちを選びたい?
ということかもしれないなと思います。

 *

ただ、
好きなことをやっていて起こる分には、

気持ちは
シンプルなものですから、

「それでもやりたい?」
「こんななら止める?」
「今は保留にする?」

という非常にシンプルな選択肢で
簡単に判断がつくものだなあ…と思います。

 *

そうやって出来ることが増えて行くうちに
出来ることが増えると、

自然と相手に対して出来ることも
増えるものなのだな

と気がつきました。

 *

完璧ではないけれど、

出来る精一杯のことを喜んでくださる
お客さまが居てくださることは、


「こんなんじゃだめだ、
もっと出来るでしょう?」だけを

自分に言い聞かせて来た日々とは大違いだったのです。

「もっと〜なければ、ならない」

と、

「もっと、こう出来るようになりたいな!」

は「今よりも前進」という意味で
方向性は同じなのですが、

フィーリングが全く違います!

 *

もっと出来るようになりたいな、
もっと元気になりたいな、

そうしたらもっと、
きっとわたし、うれしいよ。

うれしい人も増やせるかもしれないし!

という気持ちが自然に湧いてきます。

 *

そうやって出来ることが増えて来て、

確実に出来ることが増えて
安定してくると、

周囲から信頼していただくことも増えてきます。

 *

大事な時に風邪を引いたりするのは、
確かに自己管理の甘さゆえです。

大体、
ああ、もっと厚着をしておけば良かった!

あの日はとても寒いと感じていたのに
手を打たなかった!

という反省があるからです。

確かに喜ばしいことではないし、
恥ずかしいことだなと思います。

 *

ただ不思議なことに、
たまに風邪を引いてるくらいの方が、

持ちつ持たれつ、
周囲も安心して関わってくれるものだな、

というのも感じています。

ぴりぴりに緊張感を持って、
いつもベストを!とヒリヒリ生きているよりも、

ずっと人として
やりやすいのかも知れません。

その時は、わたし自身も、
以前に比べてずっとリラックスしているのです。

 *

プロって何だろう?
改めて思います。

ヨーロピアンの知人は、

台風でも時間通りに全てやるというのは、
どうかしている!と本気で嘆いていましたし、

日本ならそれは、どこか当り前のことも、

ちょっと緯度と経度という
レンジをずらすと変わってしまう。

 *

いつも元気が1番いいけれど(笑)。

もし風邪をひくとしたら、

風邪引いても無理して働く人を
プロフェッショナルだと感じるのか?

風邪を引いたら治るまで休養出来る人を、
プロフェッショナルだと感じるのか?

結局のところ、
今の自分にとってはどれなのか?

ということだけかも知れないな…。
どうなのでしょうね?

 *

読んでいる方が「普段観ている世界」によって、

全く聴こえ方が違ってしまう中身なので
語弊がとってもありますが、

それを承知で敢えて書いてみました。

 *

プロ意識。

それは大事なことだと思っているのですが、
こうやって具体的に紐解いてみると、

そこで言わんとする中身って、
なんだっけ?

と思ってしまうのでした。


ストーン・コンシェルジュ & アクセサリー作家 みたけさやか

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