2013/10/31

マイペースで行こう




















ハロウィン。

ちっちゃい頃、
魔法使いや魔女になりたかったわたしは、

今回ちょっと
夢を叶えてみました(笑)。

 *

黒いチュールのドレスを着て(笑)!

Holly heal の新作でもある
Holly heal sage をハロウィン・アレンジにして♪




















ドレスを着たら
褒めてもらえたりして、

シンプルにうれしいです(笑)。

 *

でも、どこか
ものすごい恐怖感が隣り合わせで、

昨日は身体がガチガチになりました。

それもねえ、
なんとかしたいなあ…と思います。

そう言えば、

舞踏会に出た時も褒めてもらった…というか
別人過ぎて判らなかったと言われた記憶が…(笑)。

あの時も、
本当に本当に怖かった。

あれを乗り越えた事で、
今はそれでも随分と楽なのです。

 *

「綺麗になるのが怖いとか言うと刺されるよ(笑)」
と、昨日。

これまた大変な美女から言われました。

そうかなあ…?って思います。

わたしのお友達には、
綺麗をお仕事にしている人もいるのですが、

みんな苦労していると感じます。

色んな辛さがあるものです。
正直、時々そう思います。

 *

もちろん、
得をすることもあると思います。

ただ、

何も考えずに思った通り
「あ、それ欲しい〜!」と言ったら、

「可愛いからって何でももらえると思ってるのかよ?!」
と言われたこともあったりして…。

これっぽっちも思っていない事を
勝手に想像されることもありました。

しかもわたしは

自分の外見が人によって
非常に違うものに見えている(表現される?)事を

知っていましたし、

わたし自身は
自分の外見については相当混乱をしていたので、

一体この人は何を観て、
誰について言っているんだろう?

何か嫌な想いをしたことでもあるんだろうか?と
不思議でならなかったです。

 *

見た目なんて、
歳をとったら変わります。

そんなことに価値を置くのは違うと思っていたので、

中身を磨く必要がある、と感じたのは
中学生の時でした。

わたしにとって本当の美しさは、
心の美しさです。

それは瞳に表れる。
そういう美しさをずっと目指してきました。

 *

学校では「ブス!ブス!」と言われ続けていたので、
何が本当なのかも実に混乱していました。

数年前に再会した小学校時代のお友達が

「さやか自分の事ブスだって思ってる節あったよね、
言ってあげれば良かったね」

と言っていたので、
端から見てもその混乱は事実だったのだと思います。

あ、わたし、ブスじゃないんだ…、と気がついたのは、
ここ数年の話です。

 *

小さい頃から、

見知らぬ男性達に、
性的な対象として鑑賞されることの気持ち悪さや、

つけ狙われる怖さ。
見た目での興味関心。実際への無理解。

目立ちたくなくても目立ってしまう事や、
やっかみを受ける事、

そういう目に晒される事の恐怖感は、

若い頃は特に、
結構な辛さがありました。

悩みに悩んでいた大学時代に
男性の先輩が言ってくれた事は、

「さやかちゃんは、ブスだったら良かったのにね」
という一言。

どっちにとっても
酷いと思う人がいるかも知れないけれど、

わたしはこの言葉によって、
理解者を得た気持ちになったのです。

 *

20代から30代の前半までの間は
沢山怖い思いをしてしまったので、

それはそれは深刻でした。

自分を大事に出来ない理由は、
見た目にもありました。

何がいけないのか?

カウンセラーさんの助けを必要とする位、
追いつめられていたのです。

 *

でも。この数年は、

本当に綺麗になりたいなあ…と思うようになりました。

出来れば、安心して、綺麗で居たい。
綺麗になりたいなあ…と憧れみたいに思います。

それでもいじわるされないとか、
それでも大事にしてもらえるとか、

そういう自分で在りたいなあ…と。

 *

こないだ
Rahasya に会ったら、

何度もエレガントと言ってもらって、
ものすごく温かい気持ちになりました。

そっと大切なものを置くように、
彼は言葉を使います。

それはそれは
優しい愛おしい「エレガント」でした。

 *

そういう感じで、
もっと自分に安心をあげたいなあと思います。

去年はずーっとずーっと憧れていた
ハイヒールを履けるようになりました。

うれしくて、うれしくて、本当にうれしくて!

ハイヒールを履いても、
大丈夫な自分になりました。

 *

いつの間にかファッション業界に
片足を突っ込んでいる自分を知ってから、

すごく意識的に勉強をして
オシャレを研究しているのですが、

そうやって以前より綺麗に出来るようになっても、
まだ、…大丈夫。

綺麗になっても大丈夫だよって。
もっと綺麗になっても大丈夫だよ。って。

ちょっとずつ、
許可をおろし続けています。

 *

もう41にもなると、

手なんて顕著に、
段々シワシワになって来ます(笑)。

笑顔の綺麗な
おばあちゃんになることが

わたしの目標なので、
それはそれでいいのだけれど。

でも、一度は、綺麗で在りたい。
不思議とそう思うようになりました。

 *

特別な日に変身するのではなくて、

もしそれが
わたしの自然な状態なのであれば、

綺麗でいてもいいんだって、

それは怖い事じゃなくて、
素敵な事でもあるんだよって、

それでもいいんだよって、許可をしたいです。

 *

わたしなんて消えてなくなってしまえ、
ということじゃなくて。

大丈夫、そのまま居ていい、
それは悪い事じゃないんだよって、

ちゃんと知りたいのです。

 *

Rahasya が、今日メールをくれて。

it is good to laugh, it keeps you fresh.

Yes, enjoy your heart, celebrate your beauty.

と、このタイミングで書いてくれました。

なんかもう、
ありがたくてありがたくて。

本当にもう、
泣けてくるようにありがたいのです。

 *

笑っていたい。

綺麗になりたい。

それでも、大事にされたい。

 *

わたしにとっては、
ものすごく怖い事だから。

そっとそっと、

自分のペースでやるしかないなあ…
と思うのでした。



ストーンコンシェルジュ & アクセサリー作家 みたけさやか

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