2013/08/19

未来は想像の限り広がるのだ、ということ

























お休みをいただいて数ヶ月。

その間もコツコツ
お仕事をさせていただいておりますが、

通常オーダーを終了してからは

今までとこれからについて
本当に色々と考える機会をいただいています。

 *

ここしばらくの間で、
このBlog を書けなかった時期がありました。

自分の成長とともに、

内面を
どこまでアウトプットするか?について

改めて酷く悩んでいたからでもあります。

 *

それまでの間。

上がっている気持ちも、
下がっている気持ちも、

ここに正直に書かせていただいて来たのには
理由があります。

 *

「あの人はわたしと違うから…」
「特別な人だけが出来るんでしょ?」

みたいなことを聴くと、
わたしはいつも不思議に思っていました。

どうしてそうやって
表面だけを観て、

自分にはダメだと
レッテルを自らに貼って、

自分の未来を閉ざしてしまうんだろう?

何故、彼ら・彼女らの
背後の努力を想像しないのだろう?

と思っていたのです。

 *

世の中の真理が見えれば見える程、
チャンスは本当に全ての人にあるように感じますし、

「みんな同じだよ?」
という気持ちは本当に強くなる一方でした。

 *

ある時気がついたのは、

人は、

その人の言っていることではなく、
背中を観て、

初めて理解することが圧倒的に多い、

ということでした。

 *

どんなに成功している人でも、
表に立っている人でも、

常に内側に悩みを持っているんだよ?

と言われても、
舞台裏を見たことのない人は、

表現されている表だけを観てしまって、
背後の物語を想像することも難しいのだ、

ということでした。

 *

そして
自らチャンスを棒に振ってしまう。

自らの未来に限界を設けてしまう。

それで幸せならいいのですが、
どこか煮え切れない気持ちを持ったまま、

でもそういうものなんだと
何故か納得しようとされている。

そして、辛くなってしまっている方が
結構いらっしゃるように

見えたのです。

 *

30代の前半で起業したわたしは、

社長であったが故に、
病後働けない期間に、

収入ゼロ円を経験しています。

これは怖いことでした。
30過ぎて、親元に戻り、収入ゼロ。更に病気。

未来は見えませんでした。

 *

でも今思えば、
これはひとつのチャンスでもありました。

これ以上の状態はないだろうという
未来が真っ暗な状態です。

だからこそそれは、
「全てを選び直せる」大きなチャンスだったのです。

 *

当時わたしは、
自分の未来を一切描けませんでした。

出来ることを、
ただやり続けていました。

今日出来たことだけを見て、

出来た自分を
小さく褒めながら、

毎日を過ごし続けたのです。

 *

出来ることは毎月アクセサリーを3つ作ることだけ。

お仕事として続けさせていただくためには
お友達を越えて広がっていく必要を感じた時、

人に会うのも
かなりの勇気がいる状態の中で、

見知らぬ方の信頼を得るためには
Blog だけが「可能性」でした。

正直に、誠実に、本当のことを綴ることで、
信頼していただくことが出来るのではないか?

と思ったのです。

わたしだったら、
良いことばかりが書いてあるBlog よりも、

アップダウンのあるものに
真実を感じますから、

それを書かせていただくことは
信頼に繋がるのではないか?と。

それが最初の、小さな一歩でした。

 *

1年間は毎日書くことを決めていました。

毎日アップするのは
それなりに大変なことですから、

それによって、小さくとも
信頼の基盤を作れるかも知れないと考えたからです。

 *

そのうち
お客さまからのメールによって

裏表ない正直な内容は、
人を勇気づけたり励ましたり出来ることを知りました。

ホッとするというお話も沢山いただいたのです。

そういうフィードバックをいただく中で、
モチベーションを保って書き続けることが出来ました!

 *

そして、ふと思った時に。

この背中は、誰かのお役にも立てるのではないか?
ということも感じました。

舞台裏のプロセスを、
今のわたしならお見せすることが出来るのではないか?

と思ったのです。

「出来る人は、わたしとは違う」
というのは、

それこそファンタジーなので、

「本当にみんな始めは出来ないし、同じなんだよ」と

身をもって
お伝えすることが出来るのではないか?

と思ったのです。

 *

でも、当然リスクはありました(笑)!

世の中の多くは、

物事を「ポジティブ」と「ネガティブ」に
分けて捉えている印象です。

その中で「ネガティブ」に分類されることが明らかな内容を
アウトプットし続けるのは、

きっとデメリットもあるだろうと。

それは自分の足をひっぱることもあるだろうと
感じていたのです。

 *

とは言え、
わたし自身にも。

素直に書き続けるのは、やる意味がありました。

長いこと自分の中で、
自分がバラバラにされている感覚があり、

それを何とかして、
ひとつにまとめたかったのです。

解って欲しかったのです。

「わたしは同じスタンスで全てを発言しているのに、

相手がプラスと感じたことだけ受け取ってもらえて
相手がマイナスと感じたことは受け取ってもらえない。

でもそれは
例えば「素直さ」の裏表でしかない。

わたしはいつもバラバラに切り刻まれているようだ」

という感覚があったのです。

 *

素直に書くことで、

「それでもいい人だけ」が
周囲に集まってくださいました。

それは長いこと求めていた、

「わたしの全体像を受け入れてくださる方々」
との出会いだったのです。

もちろん文字だけの世界ですから、
良くも悪くも誤解はあるのだと思います。

でも。

自分が裏も表も
素直にアウトプットした上でされる誤解なら、

不思議なことに、
それはそれで納得がいくのです。

 *

勇気を出してアウトプットし続けた結果…。
わたしは少しずつ自信を得たのです。

病気で未来が見えなくなって、
経済活動からドロップアウトして、

でも、こんなわたしでも
人のお役に立てることがある。

それは得たことのない感覚でした。
この経験は、一生の宝です。

 *

そうやって徐々に
応援をしていただけるようになって、

わたしは全てをさらけ出す必要が
少しずつなくなってきました。

不思議なことに、
1度バラバラになった自分が内側で統合されると、

外側がバラバラになったとしても、
もう影響を受けずにすむのです。

そして、
何でもかんでもアウトプットをしなくても、

内側で簡単に整理がつくようになり、
同意されなくても不安になることもなく、

安心していられるようになって来たのです。

 *

先だって、徳永にもおしゃべりしたのですが、

これまでのわたしは、
ほとんど全部を正直におしゃべりしてきました。

これは、
その背中を観てくださる方々にとって、

「そうか同じなんだ」ということを
知って欲しかったからでもあります。

自分にも出来るかも、と
可能性を開いておいて欲しかったからです。

コツコツ諦めずにやっていると、
必ずチャンスがやってくることを知って欲しかったのです。

 *

2008年から始まった
このBlog を通して、

みなさんに
読んでいただくことを通して、

わたしは
大分成長させていただきました。

本当にありがとうございます。

 *

そして、

2011年後半位から、
わたしの未来について

「なんか手の届かない人になっちゃうのでは?!」的な(笑)、

成功像をイメージしてくださる方が
少しずつ増えて来ました。

本当にありがたいことだと思っています!

そうやって未来を観てくださる方々に
次のステージを支えていただきながら、

まだまだ自分や周囲の笑顔のために
努力をしたいなあと思います。

その道中。

これまでのような裏舞台を、

Blog で表現するのは
控えることも増えていくと思います。

 *

多くの人達は、
裏舞台を語らないということ。

ただそれだけで
みんなと基本は同じであるということ。

本当に、具体的に、

人の2倍3倍働いたり、
勉強したり、しているだけだっていうこと。

覚えていてもらえると、うれしいなって思います。

 *

未来をどう想像するのも自由。

そして想像したことに対して
ひたむきに実行し続けた人達が、

成功してると、
世間からは見えるだけなんだよってこと。

最初は
みんな出来なかった。

同じだったよってこと。
覚えていて欲しいなって思います。


ストーンコンシェルジュ & アクセサリー作家 みたけさやか

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