2011/08/14

なぜ、泣ける男は成功できるのか
















本当にすごくいい本だったので、

をご紹介したいと思います!

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メディアファクトリー時代にご縁をいただいた

ゲームアナリストの
平林久和さんが、

昨年出された本です♪

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わたしは常々、

「男の子なんだから泣かないの!」
「男の子なんだから恐くないでしょ!」

といったやりとりを
非常に理不尽な押し付けのように感じていました。

もちろん

「女の子はこうしなさい!」といったことも
同様に理不尽に感じていました(笑)。

これまでにお付き合いした方々のことを思っても、

「男だから」という視点は、
非常に不自然だなあと感じていました。

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いつだったか、
BF と2人で笑いながら夜道を歩いていた時に

見知らぬ男性に絡まれたことがありました。

その時に、
当時のBF がとった行動は、

わたしの後ろ何メートルかに居て、
立ち尽くすことでした。

そして問題の男性が立ち去った後、

「おじきが警察の上の方に居るから
何かあったら言おうと思った」と言うのです。

わたしはこれに
相当ガッカリしていました。

「恐かったね…立ち尽くしちゃったよ」で、
いいような気がしたのです。

もちろん、恐かったので
せめて隣に立っていて欲しかったですが(笑)、

わたしは、
恐いものは恐いで、いいような気がしているのです。

男の人に無理をさせているのは、
無意識に引き継がれている

性差を理由にした
理不尽な教育のせいではないか?

なんとなく
そんなことを思うようになりました。

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平林さんのサイトを拝見していて
本のタイトルを見た時、

もしかしてこの気持ちに
共感してくださる方がここにいらっしゃったのでは?

と思い、

即座に、Amazon で購入しました♪

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読んでいたら、
途中涙が出てしまいました。

本質的なことが、

これだけ判りやすく
社会に絡めて書かれている本は珍しいと感じました。

これは、「デキル男性」向けに書かれた本なのですが、
この男性というところを無視して、

女性にも読んでいただきたいなと思いました。

 *

ご本人の許可をいただいたので、
全く自由に書かせていただくのですが、

誤解を恐れずに言うならば、

これは、
本当にスピリチュアルな本です。

本質的なことがきちんと、
現実に落として判りやすく書かれています。

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日本でよく言う「スピリチュアル」は、
語義を考えるとかなりおかしなもので、

天使や、宇宙人や、過去世、などなど
目に見えない実証の難しいことが山のように出てきます。

現在の科学で実証出来るかどうかは、
本質を探る上ではあまりどうでもいいことで、

ちゃんと読めば、
そこには「本質的・普遍的」なことが記されているのですが、

多くの場合は、

天使や、宇宙人、といった
メタファーの部分に

はまってしまっていることが多いように
感じます。

例えば…
うまく言えませんが、

本当は天使や宇宙人が
「何を言っているのか」が大事なのですが、

「天使や宇宙人が」言っていることが
大事になってしまうと言う感じでしょうか。

この2つは大きな差があります。

いわゆる不思議なことは、
いくらでも起こっていますし、

そこは多くの視点からは
「理解出来ない」から面白い部分でもあると思うのですが、

大事なのは、面白さの陰に潜んでいる
「本質的なこと」なんだよね、ということです。

これらの本に書かれていることは
素晴らしいことが多いのですが、

メタファーの多様さに、

読み手の読解力を
かなり問われるものが多いという印象です。

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その点、
平林さんの本は、

現実に即した視点で起承転結していますので、
本当に判りやすいと思います!

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facebook で
再会させていただいてから、

平林さんとは「poke」が毎日の日課です。

毎日あいさつを交わしているうちに
上司のように思えてきてしまって(笑)、

彼の発言を気にしてチェックするようになりました。

社会を広く見つめていらっしゃる
その視点からの

人生論。

一読の価値があります!

 *

わたしは、
男友達にプレゼントしたいなあと思いましたし、

わたし自身大切な一冊として、
時々読み返したいなと思っています。

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初めて読んだ時は、
60~90ページにかけて泣けてしまいました。

自分を振り返らせてくれる語り口調も、

決して押し付けがなく
淡々としていて、

これは
平林さんならではなのだろうなあ…と感じます。

じわじわと涙が出てきたのは、

思いに共感してくださる方の居る感じが
したのかもしれません。

 *

「仕事がデキルと評価されている人」向けの本となっていますが、

そこは余り気にせず、
多くの方に読んでみて欲しいなあと思います。

例え話も平易で判りやすいですし、

ちょっとでも働いたことのある人には、
理解が出来るような気がします。

今の自分を
モヤモヤと見つめていらっしゃる方には、

きっと役に立つ本だと感じます♪

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平林さんは、色々な角度から、
男性は弱いということをお話されていますが、

わたしは男女差よりも、
個体差だと感じています。

もし、女性が強いとされるのだとすれば、

感情を表に出すことを
社会に容認されているからではないか?

と思います。

現に、
泣けない女性はわたしから見ると、

やっぱり弱いからです。

強くても弱くてもいい。
泣きたい時は泣いた方がいい。

そう思います。

 *

本当に強い人は、

自分が弱いことを知っている人なのではないか?
と思います。

平林さんのこの本は、
そんなことを、

とっても具体的に判りやすい例を持って、
目の前に展開してくれる感じでした。

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いい本です。


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