2011/01/20

小谷元彦展 幽体の知覚
















お友達と、
森美術館へ行ってきました!

幽体の知覚。

強烈でした…。
怖かったです。

 *

死がカタチを変えて、
そこに居る感じがしました。

「冥界」という場所があるとしたら、
こんな感じなのではないかと思いました。

自分が死ぬとか、生きるとかではなく、
目の前で誰かが死ぬとか、生きるとかではなく、

死が、そこに在る感じ。

しかも恐ろしいほどの迫力で。

それはそれは、
異様な空間でした。

 *

もし、

自分の中に「死」へのイメージが
全くなかったとしたら

観てもきっと平然としていられるのだと思います。

自分の中で無意識に禁止している
無意識に見ないことにしている

何らかの感覚が

恐ろしい完成度で
出現しているからこそ、

怖いような気がしてなりませんでした。

ゾッとしました。

 *

何もかもが、
死んでいた感じがします。

死を想起させる何かを

ここまで創り上げるという
生き方があることに

驚異を覚えました。

本当に本当に、怖かったです。

 *

観終わった後、

お友達と

歌いながら作ってもらった
アイスクリームを食べて

気分直しをしたのですが、

それでも心の何処かでちりちりと、

天空の冥界がひっかかっている
居心地の悪さでした。

 *

本当に怖かったです。
すごい展示でした。


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